【福岡】ボクシングを通じて「いじめ撲滅」のメッセージを伝えようと、田川市の市総合体育館で24日、チャリティーのプロボクシング大会が開かれた。同市の筑豊ボクシングジム(井上通文会長)が企画し、中高校生やファンら約1500人が選手の熱い戦いを見守った。
昨秋から全国で相次いだいじめ自殺の報道に接し、「本当の勇気を伝えたい」と同市の児童・生徒を招いて開かれた。「平成のKOキング」と呼ばれた元東洋太平洋ライト級王者、坂本博之さん(36)も駆けつけ、講演した。坂本さんは貧困家庭や施設で虐待を受け、「川でザリガニを捕まえては食べていた」と幼少期の体験を紹介し、「厳しい環境の中で、強い者が弱い者を助けることを教えられた。いじめを自分で解決できなくても、勇気を出して近くの大人に話してほしい」と語りかけた。
◇助け合うこと、強くなること
講演後は自らミットを持って「ちびっ子ボクシング教室」で指導。参加した川崎町真崎小2年、大上磨己君(8)、福智町市場小2年、浦川知宏君(8)は「ぼくも弱い人を助ける坂本選手みたいなプロボクサーになりたい」と話していた。
5試合が組まれた大会でも、大勢の観客は汗みどろの選手たちが顔を腫(は)らしながら攻撃に耐え、歯を食いしばってパンチを放つ様子に感銘を受けた様子。観戦した同市伊田の二場大樹さん(16)は「めちゃくちゃに打たれる選手もいたけど、立ち向かっていく勇気がすごい。あんな精神力がもてるようになりたい」と話していた。【林田雅浩】
2007年6月25日
毎日新聞より
そうやって強くならないとなっ。

